外国為替取引日々の記録

チャートパターン(2)

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三角持ち合いが作られる経緯

三角持ち合いの場合、
高値の切り下がりと
安値の切り上がりが起きていますよね。これは高値が切り下がることで、
「売りたい」と考える人達と
安値が切り上がることで、
「買いたい」と考える人達が
競い合っている状態です。

これが三角持ち合いを作るのです。

しかし、どちらかに大きく抜ける動きが出ないと、様子見をしてくる相場参加者が多くなって、値動きが小さくなっていきます。
これが三角持ち合いを作るのです。
そして、どちらか一方に抜けることで、売り(買い)の損切りが一気に出るので、抜けた方向に勢いが出るのです。
更に三角持ち合いの中に
・ディセンディングトライアングル
・アセンディングトライアングル
といったチャートパターンがありますよね。
例えば、
ディセンディングトライアングルの
心理を簡単に考えてみましょう。このチャートパターンの場合、

高値が切り下がって、安値が同じ位置で反発を繰り返している状態ですよね。

この状態は安値がサポートラインになって買っている人達が多くいるのに上昇する力が弱くて高値が切り下がっている状態です。
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こうなると、「何回もサポートされてるのに全然上昇しない・・・」「てことはそろそろサポートを割って大きく下げるかも」と考える人が多くなります。よって、売りが入りやすく、買いが入りにくくなり、サポートラインを割ると、その付近で買っていた人達が一斉に損切りをしてくるので、大きく下がるのです。

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こうなれば、レートが一時的に戻って来ても、サポートラインだった場所が今度はレジスタンスになるので、
戻り売りが入りやすくなります。だから、その動きを狙って戻り売りを狙うと効果的なトレードができます。

カップウィズハンドルが作られる経緯

 

カップウィズハンドルとは、
その名の通り、
カップにハンドルが付いている形、
つまりコーヒーカップのような形の
チャートパターンです。実際のチャートだと、
右のような感じです。

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まず、下落トレンドの状態から、底値圏でもみ合っていますよね。底値圏でもみ合いが起きることで、多くの相場参加者が、「これ以上、下がりそうにないな」と思い始めます。これによって、上の方から売って含み益が出ている人達は「いい加減下がらないから利食いするか」と判断して売りポジションを決済してきます。

更にこれに加えて、「下がらなくなって下値が固そうだから買ってみるか」と考えた逆張り買いを狙う人達が買ってきます。

これらの心理によって、売りの力が弱まって、上昇していきます。

その後の動きを見ると、以下のようになりました。

大陽線が出て強く上昇してますよね。

この時には、売りの決済や新規買いに加えて、
ブレイクを狙って売っていた人達の損切りも出ています。

 

売っては見たものの、
なかなか下がらずに上昇したので、「あ、逃げないとヤバい!」と判断して損切りしてきたのです。

そしてその後、チャートは更に上昇していき、
大きく売りが入ってきた起点(戻り高値)まで来ました。

ここでカップウィズハンドルの
カップの部分が完成します。

次に、戻り高値まで戻ってきた後に
レートが下がっていますよね。

この時の大衆心理としては、まだ全体の流れは下落トレンドなので、売りたい人達は、「ここから戻り売りをしよう」と考えて売ってきます。更に、下の方から逆張り買いをした人達は、「戻り高値で再度売りが入って来そうだから一旦ここで利食いをしよう」と判断して買いポジションを決済してきます。

 

つまり、・戻り高値からの新規売り・逆張り買いの人達の利食いといった動きが出るので、ここから一旦下がります。

これらに加えて実は、この戻り高値ではもう1つの心理が働きます。それは戻り高値近辺で買っていた人達の決済です。この人達というのは、逆張り買いをした後に逆行されて損切りできなかった人達です。この人達は買いポジションを持ったけど、
急に大きく逆行されてしまい、切るに切れなくなってしまいました。そうなるとする事は、ひたすら我慢して耐える事ですよね。という事は、この買いポジションの決済も売り圧力になるわけです。

よって、戻り高値の箇所では、・新規の戻り売り・逆張り買いの人達の決済・損切りできなかった人達の決済といったように、3つの売りパワーが働くので、下落していくのです。ひたすら我慢して耐えた結果、やっとレートが戻ってきたらする事は、「あ~助かった~」「神様ありがとー」なんて安堵な気持ちで、建値決済か微損でポジションを解消してきます。

しかし、その後の動きを見てみると、下がったけど再度反発して戻り高値を抜けていってますよね。これはなぜかというと、まず下値をはっきりと固めていますよね。この動きによって大多数の相場参加者が、「下落の流れが終わった可能性が高い」と判断してきます。

そして次に、下値を固めて上昇してきた過程を見ると、高安を切り上げて上昇トレンドになっています。

これによって、相場参加者の目線が買いに傾いたのです。その為、戻り高値から下落しても一時的で、押し目買いが入りやすいのです。これでカップウィズハンドルのハンドル部分が作られて完成です。

因みに、この時のトレード場所としては、

・戻り高値での戻り売り
・ハンドル部分での押し目買い

といった箇所になります。

 

ただ、カップウィズハンドルはそこまで頻繁に出るものでもないので、私は特にトレードしないです。トレードをするにしても、戻り高値をしっかり上抜けてトレンド転換した後の押し目買いを狙います。

戻り高値で売るにしても、すでに下値が堅くなっているので、大きくは下げにくいです。かと言って、買いで狙うにしても、
まだ下落トレンドではあるので、下がる可能性もそれなりにあります。

実際のチャートを見ても、ハンドルを作った後の動きが少し揉みあっていて、迷った動きをしていますよね。

それであれば、戻り高値を上へ抜けて、トレンド転換が確定した後に押し目買いをした方がより確実なトレードができます。

 

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